酵素とは

 

最近、酵素ドリンク、酵素飲料、酵素液と呼ばれるような飲み物が人気になっています。ダイエット効果に加えて、美容や健康づくりにも役立つということで人気になっているわけですが、当然ながらそのポイントは「酵素」という成分が入っていることです。

 

この酵素は生きるために絶対になくてはならないものとされています。以前の栄養学では、3大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂肪)が、人間が生きていく上で必要な栄養素とされていたのですが、その後、これにビタミン、ミネラルが加わって五大栄養素となり、更に、体内で消化されないから見過ごされていた食物繊維も加わって6大栄養素になりました。

 

そして、更に生命を維持する上でもっと大切なものとして酵素の存在が指摘されるようになりました。それは、いくらビタミンやミネラルをたくさん摂っても、酵素がなければ身体の中で十分に働けないからです。つまり酵素あってのビタミン・ミネラルということで、最近では、ビタミン・ミネラルは酵素の働きを助ける意味で「補酵素」とも呼ばれるようになっているのです。

 

酵素の構造は、ミネラルの周囲にタンパク質が巻きついているようなものとなっています。酵素は中心になるミネラルの種類とタンパク質の巻き方によって多くの種類がありますが、共通しているのは生の食べ物に含まれているということで、加熱した料理からは消えてしまうという特性です。